ロシア首相が訪中、関係強化へ G7対抗、習氏と会談も

ロシアのミシュスチン首相(タス=共同)

 【北京共同】タス通信は23日、ロシアのミシュスチン首相が中国を訪問したと伝えた。訪中は24日まで。21日に閉幕した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が中ロに厳しい姿勢を打ち出したことに反発し、両国は関係強化でG7に対抗する構えだ。

 ミシュスチン氏は2020年の首相就任後、初の訪中。23日に上海で中ロのビジネスフォーラムに出席。その後、北京に移動し、習近平国家主席や李強首相と会談する予定。中ロはミシュスチン氏の訪問に合わせて合意文書を交わす。

 ロシアは昨年2月のウクライナ侵攻後、欧米の制裁の影響で経済が低迷しており、習指導部とエネルギー分野などでの経済協力を協議する見通し。

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