カンヌ、北九州で撮影の映画上映 主演の光石研さんも参加

上映後に取材に応じた光石研さん(左)と二ノ宮隆太郎監督=22日、フランス・カンヌ(共同)

 【カンヌ共同】フランス南部で開催中の第76回カンヌ国際映画祭で22日(日本時間23日)、先鋭的な作品を紹介するACID部門の出品作「逃げきれた夢」(二ノ宮隆太郎監督)が公式上映され、主演の光石研さんらが参加した。

 北九州市で撮影された作品で、地元の方言がせりふに使われている。上映後に取材に応じた光石さんは同市出身で「字幕では全てが伝わらないかもしれないが、(カンヌのスクリーンに方言が飛び交うのは)痛快だった」と話した。

 定時制高校で教頭を務める中年男性が、記憶が薄れていく症状に襲われ、これまでの人生を見つめ直す物語。

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