シロヤシオ満開 数十年に一度の景色広がる 高原山

 矢板市や那須塩原市にまたがる高原山でシロヤシオ、別名ゴヨウツツジが見ごろを迎えています。今年(2023年)は花の数が多く見ごたえのある景色が広がっています。

 早くもセミの鳴き声が響き渡る中、純白のシロヤシオが咲き誇っています。八方ヶ原の大間々台駐車場から歩いて1時間ほど。地元の山岳会、矢板岳友会が約20年前に整備した登山道を登っていくと高原山のピークのひとつ標高1400メートルの大入道に着きます。

 この周辺にはシロヤシオが群生していて、今はまるで白い花のトンネルのようにハイカーを出迎えます。高原山にはシロヤシオが推定で4万本から5万本ほど自生しているということですが、矢板岳友会のメンバーによりますと、今年は当たり年で花の付きは数十年に一度の多さだということです。

 周辺では紫色の花を咲かせるトウゴクミツバツツジも見ごろを迎え、白と紫、そして新緑の緑のコントラストを楽しむことができます。

 大入道から剣ヶ峰までのおよそ2キロの登山道にはシロヤシオが群生していて圧巻の景色が続きます。場所によってはまだ、つぼみのところもあり、見ごろは今週いっぱい続きそうです。

 矢板市商工観光課によりますと、八方ヶ原では来週から約20万株のレンゲツツジも見ごろを迎えるということです。

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