2位から7位に転落…勝ち点15復活のユベントス、新たに勝ち点10剥奪の処分

写真:Getty Images

ユベントスは22日、新たな処分を受けたことを発表した。

ユベントスは、財務不正により幹部11名の処分に加え、勝ち点15の剥奪の処分を受けていた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で他クラブと同様に財政面にダメージを受けたユベントスは、経費削減を狙った選手の移籍を含む不正会計などの疑いで調査対象となり、会長だったアンドレア・アニェッリ氏をはじめ、パベル・ネドベド副会長らクラブ役員が2022年11月に総退陣していた。

しかし、上訴の結果、4月21日に処分が一時解除。勝ち点15が元に戻ることとなり、一時的に上位に浮上することとなっていた。

来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場など、勝ち点は順位に大きく影響を与える中、イタリアサッカー連盟(FIGC)連邦控訴裁判所は上訴を行うことを決定。ユベントスへの処分を求めていた。

そんな中、22日にイタリアオリンピック委員会(CONI)が新たな判決を決定。ネドベド氏を含む7名の処分は無罪になることに。一方で、ユベントスは勝ち点10を剥奪されることが決定し、さらに罰金処分も受けることとなった。

これにより再び中位に転落。ユベントスは2位から7位に一気に転落することとなった。

なお、クラブは「当社は理由の公表を待ち、利益を守るためにスポーツ規則で定められた条件の範囲内で、ガランツィア・デッロ・スポルト協会への提訴を検討する権利を持っている」としている。

この処分決定後に行われたエンポリ戦で、チームは4-1と敗戦。シーズン終了目前にショッキングな処分を受け、厳しい立場に立たされている。

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