山形市大森と天童市荒谷を結ぶ主要地方道山形山寺線の新「荒谷橋」が完成し22日、開通した。
旧荒谷橋は立谷川に架かるコンクリート橋で、1928(昭和3)年に完成した。老朽化が進み、幅も狭く、2009年度から旧橋の東隣に新橋を架ける工事が進められていた。新橋に接続する道路改良工事も併せて行われた。
接続道路を含む総延長は880メートル、幅16メートルで、このうち新橋は延長161.9メートル。引き続き旧橋の撤去作業などが行われ、全ての工事が来年度に完了する。総事業費は約35億円。
この日午後3時の開通に先立ち、現地で安全祈願祭が行われた。県村山総合支庁の渡辺満建設部長が「新荒谷橋の開通で、安全性の向上や交通の円滑化が図られ、地域の産業や観光の振興につながると期待している」とあいさつした。