IPEF供給網の合意へ意欲 経産相「議論主導したい」

西村康稔経済産業相

 西村康稔経済産業相は23日、米デトロイトで27日に開かれる新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の閣僚会合に関し、サプライチェーン(供給網)分野で一定の合意を目指す考えを示した。閣議後の記者会見で「供給網の構築、強靱化が最も重要なテーマ。議論を主導したい」と述べた。

 西村氏は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合やIPEF閣僚会合に出席するため、24~28日の日程で米国に出張すると明らかにした。期間中にはレモンド米商務長官と会談し、日米首脳会談で合意した量子や半導体など最先端技術での協力について「具体化に向けた議論を行いたい」と語った。

© 一般社団法人共同通信社