「メンタリティの崩壊」試合直前の勝ち点はく奪も影響し完敗のユーべ…指揮官は「敬意が欠けている」と怒り

写真:Getty Images

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、チームの完敗に理解を求めた。クラブ公式サイトが伝えている。

22日に行われたセリエA第36節エンポリ戦の直前、財務違反によって勝ち点10のはく奪が決定したユベントス。これにより、2位につけていたチームは突如として7位まで転落した中での試合になった。

動揺の色が隠せなかったチームは、前半だけで2失点を喫する苦しい展開に。後半開始直後にも失点を許すと、終盤の85分にMFフェデリコ・キエーザが一矢報いたものの、アディショナルタイムには4点目を奪われ1-4で敗れた。

トップ4が遠のく敗戦となったアッレグリ監督は、処分発表のタイミングに不満を隠さず。チームが平常心を保てなかったのは当然だと、怒りを露わにしている。

「このような夜にシーズン全体を総括しようとしても、真の意味での反省にはならないだろう。この試合で我々は良いスタートを切ったが、その後にメンタルが弱くなってしまった。それでも、我々は沈黙するしかない。今日の試合には負けた。それ以外に言えないのだ」

「試合前、我々は勝ち点10を失ったと知った。最終節には、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けてミランと対戦する可能性もあるだろう。今夜と(ヨーロッパリーグ敗退となった)セビージャ戦の2試合は、どちらも非常に厳しい戦いになってしまった」

「選手たちはシーズン中、できることはすべてやったと思う。今夜見たのは、メンタリティの崩壊だった。そして、その理由については理解できるものだ。この話はまだ続いていくだろうが、私としては働く人間への敬意が欠けていると思う。我々は決断は下されなければならず、話はそれだけだ」

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