市選管委員が息子の選挙運動疑い 京都、元市議会議長を書類送検

京都府警察本部

 4月9日投開票の京都市議選で、市選挙管理委員会の委員を務めながら息子の自民党井上与裕市議(45)の集会を案内するはがきを送ったとして、京都府警が公選法違反(特定公務員の選挙運動)の疑いで、元市議会議長の井上与一郎氏(78)を書類送検したことが23日、捜査関係者への取材で分かった。17日付。

 捜査関係者によると、書類送検容疑は告示前の3月ごろ、告示日の3月31日に開く与裕市議の集会を案内するはがきを複数の有権者に送った疑い。「厳しい選挙戦になると思った」と話し、容疑を認めているという。

 市選管によると、与一郎元議長は今年4月14日付で「体調に不安がある」として辞任していた。

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