園児の口に食べ物押し込む 横浜の認定こども園、改善勧告

 横浜市の認定こども園で特定の女性保育士が園児に給食を完食させるため、強制的に口に食べ物を押し込むなどの不適切な保育をしていたとして、市が認定こども園法に基づき再発防止を求める改善勧告を出していたことが23日、分かった。16日付。

 市によると、保育士は食べ物を押し込んだほか、園児の足をつかんで逆さづりに近い形で持ち上げたり、注意をひきつけるために壁を強くたたいたりするなど計10の不適切な保育をしたという。既に園を退職している。

 市は今年2月、この保育士が園児のあごを指でつかんで無理やり自分の方に向かせたなどとして、文書で指導。改善が見られず、3月から特別指導監査をしていた。

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