建設資材の高騰が影響… 木更津市 駅周辺庁舎の建設計画を延期 

建設資材の高騰が影響… 木更津市 駅周辺庁舎の建設計画を延期 

 千葉県木更津市は5月22日、木更津駅周辺に新庁舎を建設し、2026年4月の業務開始を目指す計画について、事業化を延期すると発表しました。
 建設資材の高騰で建設事業者が辞退したためで、新庁舎の開業時期はずれ込む見込みです。

 木更津市の新庁舎整備の計画は、木更津駅周辺と市内の朝日地域に建設を予定していて、今回延期する駅周辺庁舎は、市役所のほか、共同住宅と駐車場も備えた複合施設を建設する想定でした。

 市によりますと、事業を請け負う予定だった建設会社の新昭和から、5月19日に建設資材の高騰などを理由に、複合施設の実現が困難だと通知があり、延期が決まりました。

 これにより、駅周辺の新庁舎の2026年4月開業は難しくなり、市の担当者は少なくとも1年は遅れる可能性があると見込んでいます。

 事業の延期を受け、木更津市の渡辺芳邦市長は、「大変残念」としたうえで、「引き続き、駅周辺での整備を再検討していく」とコメントしました。

 また、朝日地域の新庁舎の計画は、駅周辺庁舎の今後の方針が決まり次第、事業化に向けて進めていくとしています。

 木更津市では、元庁舎の耐震性などの問題で、2015年から現在まで仮庁舎で業務を続けています。

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