プロロジス 茨城・古河に物流施設完成 広域配送の拠点

プロロジスが完成させた物流施設「プロロジスパーク古河4」=古河市北利根

大型物流施設開発や管理運営を手がけるプロロジス(東京)は、茨城県古河市北利根で、物流事業者へ貸し出すテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」を完成させた。首都圏中心に広域配送拠点として提供する。物流サービスのロジコア(大阪府)など複数企業が入居する。隣接地に別の3施設開発も計画している。

プロロジスパーク古河4は、北利根工業団地の約6.8ヘクタールに新設。3階建て鉄骨造りで、延べ床面積は12万3200平方メートル。昨年1月に着工し、今月完成した。両面で荷物の積み降ろしができ、天井が高く、屋根に大規模太陽光発電設備を備えて災害対応を強めた。従業員向けカフェや24時間営業のコンビニエンスストアも設ける。

場所は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)五霞、境古河各インターチェンジから約10分。同社は「関東全域だけでなく東北や関西方面への広域配送ができる」と説明している。

同社はこれまで、同工業団地内の10.6ヘクタールに物流施設3棟を建設、稼働した。今後も計17.7ヘクタールの敷地に物流施設3棟を新設する計画で、特別高圧電力の受電を見込む。

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