20歳の社交ダンス教師、プロ資格に合格 大船渡・中村奏仁さん

両親が営むダンススタジオで受講者と一緒に踊る中村奏仁さん(右)

 大船渡市大船渡町の中村奏仁(たくと)さん(20)は、日本ボールルームダンス連盟(JBDF、東京)のプロフェッショナルダンス教師5級に合格し、社交ダンス指導者のプロ資格を得た。岩手県連盟によると、この若さでは珍しい。新戦力の活躍に関係者の期待も大きく、本県の社交ダンス界を盛り上げている。

 父真司さん(63)と母美香さん(44)が同市大船渡町で営むダンススタジオ。奏仁さんも指導者の一人としてレッスンに携わり、受講者の手を引きながらステップを踏む。

 中学と高校でテニスに打ち込み、全国大会の出場経験もある奏仁さん。両親の指導で高校3年時に社交ダンスを始めた。「もともと身近な存在」でめきめき上達。昨年4月にプロ大会でデビューを果たした。

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