男女共同参画推進法5年で集会 「まだとても満足できない」

 政治分野の男女共同参画推進法(候補者均等法)施行5年となった23日、女性の政治参画を推進する市民団体「クオータ制を推進する会」が国会内で記念集会を開いた。参加者からは4月の統一地方選で女性議員が増加したことを評価する声が上がる一方、「まだとても満足できる段階ではない」として、さらなる取り組みを誓った。

 代表の赤松良子元文相は冒頭「今後の頑張りで、国会の中で女性が増えて発言権が高まり、女性が被っている不利益がなくなるよう願っている」とあいさつ。超党派議員連盟の中川正春会長(立憲民主党)は「(性別などで一定の議席枠を設ける)クオータ制(実現)は課題として残っている」と話した。

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