「朝鮮通信使」の道のり踏破 ソウル―東京間、4年ぶり

ゴール地点の日比谷公園に到着し、記念撮影する「21世紀の朝鮮通信使 日韓友情ウオーク」の参加者ら=23日午後、東京都千代田区

 江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」の道のりをたどる「21世紀の朝鮮通信使 日韓友情ウオーク」の日韓の参加者が23日、ゴール地点の日比谷公園(東京都千代田区)に到着した。前回は新型コロナで中止となったため、全行程の踏破は4年ぶりとなった。

 雨が降る中、午後2時45分ごろ日比谷公園に姿を見せると、出迎えた友人らが拍手を送り「お疲れさま」とねぎらった。笑顔の参加者は互いに抱き合って喜んだ。

 参加者は4月1日に韓国・ソウルを出発。主催者によると日本側9人、韓国側6人の計15人が東京までの全行程を踏破した。船やバスも利用しつつ徒歩移動は千キロを超えた。

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