「震災を経験した都市として発信継続が責務」 国連で演説の郡仙台市長

仙台市の郡市長は23日の会見で、ニューヨークの国連本部で19日、防災について演説したことを振り返り、震災を経験した都市として発信を続けることが責務だと語りました。

19日、郡市長は2015年に仙台市で開催された国連の会議で採択された防災の国際的な指針、仙台防災枠組の中間評価を話し合う国連本部の会合に出席しました。

郡市長は会合で、震災遺構を活用した学校での防災教育や市民参加型の防災フォーラムなど、仙台市の取り組みを紹介しました。

郡市長「東日本大震災の経験や教訓、そしてそこから生み出された知見や技術を広く国内外に発信していくことが、防災環境都市を標榜する本市の重要な責務であると実感をいたしました」

郡市長は6月、ベルギーのブリュッセルで開かれるOECD=経済開発協力機構が企画する、世界各都市の首長の会合に出席することを明らかにしました。

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