首相、G7広島サミット終え休息 防衛財源法案の本会議欠席

官邸から公邸に向かう岸田首相=23日午前

 岸田文雄首相は23日、官邸で朝の閣議に臨んだ後、居住する公邸に戻り休息を取った。過密日程だった21日閉幕の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の疲れを癒やした。防衛費増額の財源を確保する特別措置法案を採決した衆院本会議も出席しなかった。

 広島サミットでは、各種討議やG7首脳の原爆資料館視察など関連行事に加え、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃的な参加も重なった。議長を務める首相は開幕前日の18日に広島入り。19日以降は午前7~8時台から最初の日程が始まり、深夜まで続く日もあった。閉幕日も公邸に着いたのは22日午前0時だった。

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