
来日中のマレーシアのマハティール元首相(97)が23日、東京都内で共同通信の単独インタビューに応じた。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で首脳らがロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事分野を含む支援で連帯を示したことについて「争いを激化させるだけだ」と批判した。
マハティール氏は、バイデン米大統領が米国製F16戦闘機の供与を容認したことなどを念頭に「米国はロシアとの対立をあおっている」と非難。一方、サミットが被爆地で開催されたことで「核戦争を起こしてはいけないことをいま一度思い起こさせた」と評価した。(共同)