ラニーニャ終息後も暑い夏 気象庁、6~8月の3カ月予報

気象庁の庁舎=2020年、東京都港区虎ノ門

 気象庁は23日、全国の6~8月の3カ月予報を発表した。日本で夏に気温が低くなるとされる「エルニーニョ現象」が発生する可能性が高いが、逆の作用がある「ラニーニャ現象」が冬に終息後も影響が残るとみられ、東・西日本で平年並みか高く、沖縄・奄美で高い。北日本はほぼ平年並み。降水量は全国的にほぼ平年並みだが、短時間の大雨が近年増加しており、災害には注意が必要だとしている。各月の予報は次の通り。

 ▽6月 北日本と東日本日本海側は月の前半、数日の周期で天気が変わり、後半は曇りや雨の日が多い。東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い。

 ▽7月 北日本と東日本日本海側は曇りや雨の日が多い。東日本太平洋側と西日本は月の前半、曇りや雨の日が多く、後半は晴れの日が多い。沖縄・奄美は晴れの日が多い。

 ▽8月 北日本は数日の周期で天気が変わる。東・西日本、沖縄・奄美は晴れの日が多い。

© 一般社団法人共同通信社