アーセナルは今シーズン終了後、ウェストハム・ユナイテッドのイングランド代表MFデクラン・ライス獲得に乗り出すようだ。
1月にライス獲得に向け奔走していたアーセナルは、今夏契約の可能性について首脳陣がフェーズを進めている。ミケル・アルテタ監督がライスの到着を待ち望んでおり、マンチェスター・ユナイテッドら国内クラブとの争奪戦を制すため資金を捻出する方針だ。また国外からもライスには熱視線が注がれていて、ドイツ『Sky』によるとバイエルン・ミュンヘンも獲得を狙っている模様。すでにライスの家族に連絡を取っており、代理人とも交渉を行っていると報じた。
ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督もライスが去る可能性を示唆している中、ポイントとなるのが発生する移籍金だ。ウェストハムは移籍金また移籍金＋選手で1億2000万ポンド（約160億円）相当を要求していて、同等のオファーが届けば今夏に移籍できる「紳士協定」をライスと結んでいる。アーセナルやバイエルンにとって法外な金額となっており、実際にガナーズは1月に移籍金7000万ポンド（約112億円）のオファーを提示するもウェストハムが拒否していた。
交渉がまとまらず適切な補強ができない事態を避けるため、アーセナルは他の中盤オプションも用意。メイソン・マウントやイルカイ・ギュンドアン、そしてモイセス・カイセドをリストアップしていて、特にブライトンのエクアドル代表MFに目を光らせている。カイセドも1月の移籍市場で退団を仄めかす発言をしており、最終的にクラブに謝罪して新契約を締結したが、ロベルト・デ・ゼルビ監督は今夏に退団する可能性を示唆。グラニト・ジャカが退団が予想されるアーセナルは、中盤の層を厚くするため今夏は機敏に動き回る事となるだろう。
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