佳子さま、震災被災地で供花 宮城・石巻、初の単独訪問

「みやぎ東日本大震災津波伝承館」で説明を受けられる秋篠宮家の次女佳子さま=23日午後、宮城県石巻市(代表撮影)

 秋篠宮家の次女佳子さまは23日、全国都市緑化祭の式典出席などのため宮城県に入り、東日本大震災で壊滅的な被害に遭った石巻市南浜地区にある石巻南浜津波復興祈念公園の「祈りの場」に供花された。宮内庁によると、佳子さまが東日本大震災の被災地を単独で訪問するのは初めて。

 黒い上着にスカート姿の佳子さまは白い花束を手向け、深く拝礼した。

 その後、震災の記憶と教訓を伝える「みやぎ東日本大震災津波伝承館」や、震災遺構として保存された門脇小を見て回った。津波と火災で被災し、焼けた机が残る教室などを案内され、学芸員に「来てみないとやはり分からない」と述べたという。

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