世界が注目…G7広島サミットで封鎖された宇品島 島内で何が? 広島

サミットの主会場となったホテルがある宇品島は厳重に警備され立ち入りも制限されました。期間中の島内の様子を住民に聞きました。

サミットが終わり宇品島の規制は解除されました。期間中、厳戒態勢にあった島内で皆さんどんな暮らしをしていたのでしょうか?

住民「島の外に出る時もスムーズに出られるし、入ってくるときの検問も時間かからず普段とほとんど変わらない生活を送らせてもらっていたので大変なことはなかった」

住民「(期間中の生活は)警察がいっぱいいて逆に安心。みんな迷惑というよりも協力したいという感じが強かった」

宇品島への立ち入り制限が始まったのは、サミット開催を4日前に控えた15日でした。島につながる唯一の市道が封鎖され、入島するには識別証や車両通行証の提示が求められるようになりました。

東京以来の都市型となった今回のサミット。市内を移動する要人の姿を一目見ようと沿道には多くの人がつめかけました。

一方、島内の様子はというと…

子ども「(一押しは)カナダ首相。なんとなく顔がうつってる。学校でG7の参加国すべて見られたよと自慢したい」

子ども「ゼレンスキー大統領が手をふってくれたから手をふった。暗かったけど(顔)見えた」

特等席から見物できていました。

サミットが閉幕した21日に立ち入り制限も終了。およそ1週間ぶりに封鎖が解かれました。

警備を続けてきた警察官も島を去っていきました。

住民「すごく長い間元宇品を警備していただいてすごく感謝しています。アットホームな雰囲気だったので皆さん帰って行かれるんだな…という気持ち」

子ども「(見送るとき)かなしかった、さみしかったです。また来てねという気持ちで見送った」

3日間世界が注目した宇品島に静かな日常が戻ってきました。

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