佳子さまが宮城・石巻市の被災地ご視察 24日に全国都市緑化祭ご出席

秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さまが、24日に仙台市で開かれる全国都市緑化祭に出席するため23日に宮城県入りし、東日本大震災からの復興が進む石巻市を視察されました。

佳子さまは23日午後、石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ花を手向けられました。

石巻市は、東日本大震災で関連死を含めて宮城県で最も多い3500人以上が亡くなり、今も400人以上が行方不明となっています。

佳子さまは園内に設けられた、みやぎ東日本大震災津波伝承館を見学し担当者から復興状況などについて説明を受けられました。

佳子さまを案内した山本巧東北地方整備局長によりますと「映像で津波の高さは見ていましたが、現地で話を聞くことができ貴重な経験ができました」と述べられたということです。

その後、佳子さまは津波と津波火災の状況を残している震災遺構・門脇小学校を視察されました。

佳子さまが宮城県を訪れるのは2017年7月の全国高校総合文化祭の開会式以来で、宮城県の被災地を視察されるのは初めてです。

佳子さまは24日、緑豊かなまちづくりを目指す全国都市緑化祭の記念式典に出席されます。

村井宮城県知事は、佳子さまの被災地訪問について「これまで12年間復興の歩みを進めてきた多くの県民にとって、勇気と希望を与えてくださる機会になる」とコメントしています。

佳子さまは24日、全国都市緑化仙台フェアの会場や宮城県美術館の視察も予定されています。

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