造船で石綿被害、国側は争う姿勢 札幌地裁で第1回口頭弁論

 造船作業中にアスベスト(石綿)を吸い、健康被害を被ったのは国が適切な規制を怠ったためだとして、札幌市の遺族が国に慰謝料など約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、札幌地裁(布施雄士裁判長)であった。国側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

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