プーチン氏が入国なら逮捕 親欧米のモルドバ大統領

21日、モルドバの首都キシナウで行われた欧州連合(EU)加盟実現を目指す集会で演説するサンドゥ大統領(ゲッティ=共同)

 旧ソ連モルドバのサンドゥ大統領は23日の欧州メディアのインタビューで、ウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出しているロシアのプーチン大統領がモルドバに入国した場合、逮捕すると語った。モルドバはウクライナの隣国で、サンドゥ氏は親欧米の立場を取る。

 モルドバはICCのローマ規程を2010年に批准しており、サンドゥ氏は「モルドバはICCの協定に署名しており、その決定を尊重する」と述べた。

 タス通信によると、プーチン氏は02年に旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)首脳会議でモルドバを訪問、首相時代の08年にもCIS会議で訪れた。

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