開会式、軍隊など3万5千人配備 パリ五輪、テロ警戒

2024年パリ五輪・パラリンピック組織委員会が作成した、セーヌ川で行う五輪開会式のイメージ画像(同委提供・AP=共同)

 【ジュネーブ共同】セーヌ川で行う2024年パリ五輪の開会式について、フランスのダルマナン内相はドローン攻撃を含むテロなどを警戒するため、警備担当者や軍隊を計3万5千人配備する方針を記者会見で明らかにした。23日、ロイター通信が報じた。

 フランス政府はテロの脅威となりうる人物の入国を防ぐため、欧州諸国に情報共有の強化を要請する予定。パリ五輪と今年9月に開幕するラグビーW杯フランス大会の期間中は、欧州域内の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定の加盟国に対する国境管理の復活をEU欧州委員会に求めたという。

 パリ五輪の開会式の主催者は少なくとも60万人の観客を見込んでいる。

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