<レスリング>ミハイン・ロペス(キューバ)が前人未踏のオリンピック5連覇に挑戦へ…UWWが報じる

 

 世界レスリング連盟(UWW)は5月23日、2021年東京オリンピックの男子グレコローマン130kg級で4度目の優勝を達成したミハイン・ロペス(キューバ)が、5度目の優勝を目指して来年のパリ・オリンピックを目指す意思表示したことをホームページ、インスタグラム、フェイスブックで報じた。

▲男子初の4連覇を達成したミハイン・ロペス(キューバ)、前人未踏の5連覇へ挑む=UWWサイトより(撮影:Kadir Caliskan)

 ロペスは2004年アテネ大会120kg級に出場して5位に入賞したあと、2008年北京大会2012年ロンドン大会の120kg級、2016年リオデジャネイロ大会2021年の東京大会の130kg級で優勝。男子ではレスリング史上初、男女を通じて伊調馨に続くオリンピック4連覇を達成した。

 2024年パリ・オリンピックに出場すれば、6度目のオリンピック出場となり、1908年~28年に大会の中断をはさんで5大会連続出場を果たしたジョージ・マッケンジー(英国)を上回ってレスリング界初の快挙。ロペスはUWWに対し、「オリンピックの金メダルを5つ獲得する最初のレスラーになりたい」とコメントした。

 優勝して5度のオリンピック王者となれば、自身と伊調馨の記録を上回るレスリング界最多の優勝となり、「41歳11か月」の史上最年長オリンピック王者となる。これまでの最年長は、1920年大会のアドルフ・リンドフォース(フィンランド)の「41歳6ヶ月12日」で、戦後では1972年ミュンヘン大会のアナトリー・ロシン(ソ連)の「40歳6ヶ月0日」。

《Mijain Lopez won gold four times in a row!》https://youtu.be/_fu55Qbf-WA

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