キャンピングカーシェア「Carstay」がキャンピングカー製造販売事業に参入

Carstay(カーステイ)株式会社は5月22日、新たにキャンピングカーの製造販売事業に参入すると発表した。

同社の代表取締役宮下晃樹氏は、これまでキャンピングカーのレンタルや車中泊スポットの提供など、ITプラットフォーム事業を通じたバンライフサポートを中心に事業展開してきた。

新たな製造・販売事業の開始は、同社のサービスが一層進化し、バンライフ/キャンピングカーの全体的な課題解決に対応できるようになるという。これにより、キャンピングカーの生産から利用まで、総合的なサービスを一気通貫で提供することが可能となる。

新ブランド「SAny(サニー).」を通じて、新・中古車両の仕入れ、顧客が持ち込んだ車両をキャンピングカーに改造する「フルカスタム」、中古や旧式キャンピングカーのデザインを改修する「フルリノベーション」など、様々なサービスを提供する予定である。

新たにキャンピングカーの製造事業への参入は、未来のライフスタイルとしての本格的な「バンライフ」の普及を見据えたもの。キャンピングカーは動くことが可能な「可動産」であり、その製造は欠かせない要素と考えられる。

また、Carstayは2019年1月より車中泊が可能なスペースを提供するサービス、2020年6月よりキャンピングカー特化型のカーシェアプラットフォームサービスを開始。2022年10月には、キャンピングカーの自作や維持管理が可能な「Mobi Lab.」を開設してきた。これらのサービスにより蓄積された知識と経験を生かし、新たなキャンピングカーの製造に取り組む。

新たに製造されるキャンピングカーのデザインや製造拠点は、神奈川県横浜市の「Mobi Lab.」となるが、全国各地からの注文も可能となる。

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© シクロライダー編集部