「ご縁があったのかな」 来館30万人目は桶川の5人家族 造幣さいたま博物館、「プルーフ貨幣」セット贈呈

記念品を贈呈される来館者30万人目の家族(右)(提供写真)

 造幣さいたま博物館(埼玉県さいたま市大宮区北袋町)の来館者が22日、2016年10月の開館から、来館者30万人を達成した。30万人目の来館者は桶川市の5人家族で、記念品として、特別な加工を施した観賞用の「プルーフ貨幣」セットを贈呈された。

 同館によると、今井一郎造幣局さいたま支局長が記念品を手渡した。両親と子ども3人の家族は学校の運動会の振り替え休日に訪れた。「お金のことを知りたくて、子どもの自由研究の一つとして訪れた。初めて来館したのに今回の対象となり、びっくりした。ご縁があったのかなと思う」と話していたという。

 同館は東京都豊島区にあった造幣局東京支局が16年10月に移転し、同時に開館した。記念貨幣や大判小判の古銭、東京五輪の入賞メダルなどを展示、工場では貨幣や勲章の製造過程を見学できる。入場無料。

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