お笑い伝統枠に新番組 若手コンビら意気込む GAORA、サンテレビ

新番組の合同会見で、番組の装いで意欲を語る出演者=大阪市中央区のよしもと漫才劇場

 若手お笑いコンビらが出演する、CS「GAORA(ガオラ)」と兵庫県を中心とした地上波「サンテレビ」のテレビ新番組合同発表会がよしもと漫才劇場で行われ、「マジで勘弁!けびた君」(GAORA、6月3日スタート、・土曜朝11時ほか随時再放送)のkento fukaya(ケント フカヤ)、ビスケットブラザーズ、滝音と、「カベポスター・天才ピアニスト・フースーヤのワチャラチャ忍忍」(サンテレビ、7月4日スタート、火曜夜10時)の計6組11人が出席し、意気込みを語った。

 2局のお笑い番組は、若手時代にサバンナ、笑い飯、千鳥らが出演していた吉本芸人の登竜門的存在の伝統枠。「けびた君」は、昭和レトロな町で生きるけびた家の5人兄弟が、周囲を巻き込んで繰り広げるドタバタバラエティー。いろんなジャンルの職業を引退した“元○○さん”をゲストに、その世界の裏話を聞いて学び、時にはそのジャンルにまつわる事柄に5兄弟が挑戦するコーナーがある。初回収録では「元万引Gメン」と「元力士」を招いたと明かし、滝音・秋定は「信じられへんくらい盛り上がった。ゲストが芸人さん並みにいろいろやって頂いた」と手応え。

 「ワチャラチャ忍忍」は、目立つことに命を掛ける“お調子者忍者”が、一人前になるためにさまざまな修業や対決をゲーム形式で行うエンタメバラエティー。カベポスター・永見は「すごい枠を頂いたので、盛り上げてサンテレビさんで『24時間テレビ』やりたい」と夢いっぱい。同・浜田は「伝統枠を引き継げたのは先輩方が頑張って下さったおかげ。僕らに出番が回ってきたので、次に引き渡せるようもっと頑張る」と取り組みへの意欲を述べた。

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