地域食材で、美に特化した洋食弁当 山形学院高生

栄養面だけでなく彩りも考えたメニューを作る山形学院高生=山形市・同校

 肌が美しいといわれる本県の人たちに地域食材を使った「美に特化した洋食弁当」を届けようと、山形学院高(山形市、佐藤圭一校長)普通科看護医療技術コースの2年生16人が23日、同校で最終試作を行った。栄養面も彩りも意識したメニューが出来上がり、生徒たちは「100点満点」と自信たっぷりに語った。

 地域食材を使った商品開発は、学年全体が昨年度から総合的な探究の時間に取り組んでいる。同コースは4案の中から「美に特化した洋食弁当」に絞り、ブライダル業などを手がける「H&A桧町店」(同市)の協力を得て、美肌に良いとされるビタミンとタンパク質が取れるメニューを考案した。

 この日は16人が分担し、つや姫の米粉入りロールパンに蒸し鶏や豆腐ハンバーグを挟んだサンドイッチ、県産野菜を使ったミネストローネの2品を作った。試食後は「おいしい」と大喜び。清野美羽さん(17)は「忙しい人、特にお母さんたちが手軽に食べられるように工夫した。楽しく食べてほしい」と話した。

 弁当(サンドイッチ3個、ミネストローネ、豆乳プリン)は6月10、11の両日午前11時半~午後1時に同店で販売する。1個880円。

栄養面だけでなく彩りも考えたメニューを作る山形学院高生=山形市・同校
つや姫の米粉入りパンや県産野菜を使った「美に特化した洋食弁当」

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