​​​​​​​URCレコード入門編コンピレーション『URC銘曲集―1 戦争と平和』リリース! 監修は金平茂紀(TBS『報道特集』特任キャスター)

日本最初のインディ・レーベル、URCレコードの名盤がソニーミュージックより毎月連続リリースされる。 3月に、伝説のバンドはっぴいえんどをはじめとする、URCレコードの名盤の世界配信を開始した株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ/レガシープラスが、6月よりURCレコードに残された数々の名盤を、毎月5タイトル復刻していく。 第1弾として発売されるのは、『高田渡/五つの赤い風船』、中川五郎『終り はじまる』、早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』、なぎらけんいち『葛飾にバッタを見た』、加川良『やぁ。』の5タイトル。

▲高田渡・五つの赤い風船『高田渡/五つの赤い風船』

▲中川五郎『終り はじまる』

▲早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』

▲なぎらけんいち『葛飾にバッタを見た』

▲加川良『やぁ。』

併せて、(コアファンのみならず)URCを知らない世代に向けて『URCレコード入門編コンピレーションアルバム』をリリース。 その第1弾は、TBS『報道特集』特任キャスターの金平茂紀を監修に迎え、『URC銘曲集―1 戦争と平和』を発売することとなった。URCが多くの人々から熱狂的に支持された1970年代の世界情勢と、ウクライナ情勢などで揺れ動く現在の世界は極めて類似していると語る金平の監修によるアルバムをぜひ聴いていただきたい。

「今、ウクライナでは戦争が続いている。ロシアによる侵略戦争がまだまだ続いていて、その戦争を止めるどころか、もっと戦えと〈彼ら〉は声高に正義を主張する。

「URC」の楽曲のなかから「戦争と平和」のテーマで選曲する意味が、切迫したものとして、ある。」

(金平茂紀 アルバムライナーノーツより)

【金平茂紀(かねひら・しげのり)プロフィール】

ジャーナリスト。1953年、北海道生まれ。1977年、TBS入社。以降、同局で記者、ディレクター、キャスターなど一貫して報道現場を歩む。早稲田大学客員教授など歴任。2004年度「ボーン上田国際記者賞」、2022年度外国特派員協会「報道の自由賞」等受賞。『ロシアより愛をこめて―モスクワ特派員滞在日誌』(筑摩書房)『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)『筑紫哲也『NEWS23』とその時代』(講談社)など著書多数。

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URCレコード名盤復刻シリーズ

高田渡/五つの赤い風船

歴史はここから始まった! URCが会員制時代の記念すべき第一回配布アルバム。

MHCL-30838 / 価格:2,000円(税込)/ BSCD2 ▶︎本作はURCレコード第一弾として1969年に発表された記念碑的作品集。Track01〜07はフォークの巨匠、高田渡のライブ音源集。脚光を浴びた名曲「自衛隊に入ろう」収録。Track08〜16は西岡たかし、藤原秀子らの美しいコーラスハーモニーを聴かせる五つの赤い風船の作品。名曲「遠い世界に」など収録。

【収録曲】

─高田渡─ 1. 事だよ 2. 現代的だわね 3. 自衛隊に入ろう 4. ブラブラ節 5. しらみの旅 6. あきらめ節 7. 冷やそうよ ─五つの赤い風船─ 8. テーマ(オープニング) 9. 恋は風に乗って 10. 二人は 11. 遠い世界に 12. 血まみれの鳩 13. もしもボクの背中に羽根が生えたら 14. 一つの言葉 15. 遠い空の彼方に 16. テーマ(エンディング)

中川五郎『終り はじまる』

中川五郎、1969年のメッセージ・フォーク名盤。

MHCL-30839 / 価格:2,000円(税込)/ BSCD2 ▶︎『終り はじまる』は、高校時代から音楽活動を始めた関西フォークの旗手・中川五郎が、六文銭とのスプリット盤に続いて1969年弱冠20歳でリリースした単独初アルバム。ピート・シーガーの強烈なプロテスト・ソングに自ら訳詞を付けた「腰まで泥まみれ」から、専業主婦の嘆きをユーモラスに綴った「主婦のブルース」まで、中川の瑞々しい才能が全編にわたって光るメッセージ・フォークの名盤。

【収録曲】

1. 古いヨーロッパでは 2. 殺し屋のブルース 3. いつのまにか 4. 主婦のブルース 5. 死んだ息子が帰って来たから 6. あなたがもう笑えないから 7. うた 8. かえるそのとき 9. 自由についてのうた 10. 俺はヤマトンチュ 11. 腰まで泥まみれ 12. 終る

早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』

日本のロックの先駆、早川義夫がURCに残した唯一のソロアルバム。

MHCL-30840 / 価格:2,000円(税込)/ BSCD2 ▶︎本作はジャックス解散直後の1969年11月に発表された。バンドサウンドとは大きく異なり全編を通して、ほぼ弾き語りで人間の持つ閉塞感を赤裸々に語っている。その楽曲は陰鬱な雰囲気が立ち込めていて、重く切なく聴くたびに彼の孤独の叫びが切々と伝わってくる。

【収録曲】

1. わらべ唄 2. もてないおとこたちのうた 3. 無用ノ介 4. シャンソン 5. サルビアの花 6. NHKに捧げる歌 7. 聖なるかな願い 8. 朝顔 9. 知らないでしょう 10. 枕歌 11. しだれ柳 12. 埋葬

なぎらけんいち『葛飾にバッタを見た』

URCでの初アルバム。下町情緒あふれるフォークソングの名盤。

MHCL-30841 / 価格:2,000円(税込)/ BSCD2 ▶︎なぎらけんいちがURCに残した名盤。表題曲「葛飾にバッタを見た」や深夜放送で話題になった「悲惨な戦い」など、フォーク・カントリーの名演全13トラック。

【収録曲】

1. 銀次ラグ(インストルメンタル) 2. 柴又慕情 3. まけ犬 4. 1973年の想い出 5. K.K.ブルース(インストルメンタル) 6. 約束 7. 悲惨な戦い 8. 葛飾にバッタを見た 9. 昭和の銀次 10. あの娘の街まで 11. あんたの故郷へ 12. 汽車が見えたら 13. 僕は今110フィートの空にいる

加川良『やぁ。』

盟友の中川イサトと二人でのステージを記録した、1973年発表のライヴ・アルバム。

MHCL-30842 / 価格:2,000円(税込)/ BSCD2 ▶︎加川良が盟友中川イサトと共に行なった、数々のコンサートから初出曲やカバー曲など、ここでしか聴けない名演を収録。

【収録曲】

1. 大晦日 2. 夜汽車にのって 3. フォーク・シンガー 4. 百円札 5. 枚方のあきちゃん 6. 小指ちゃん 7. もうすぐ春が 8. 東京 9. 精一杯 10. 流行歌

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