愛犬と一緒にリゾナーレ八ヶ岳に宿泊してきました![後編]

山梨県の星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(以下、リゾナーレ八ヶ岳)の「レジデンステラス付愛犬ルーム」のコンセプトは、「誰も諦めない犬と一緒の旅」。わんこ目線でリニューアルしていて、段差が少なく、また室内のファブリックには防水加工を施しているなど、人も愛犬も快適に過ごせるための工夫が随所に。

中でも私が一番感動したのは、部屋全体が大きなケージになるということ。「ん? どういうこと?」って感じですよね。文章で説明するのが難しいのですが(笑)、約70平方メートルの「レジデンステラス付愛犬ルーム」は、エントランス、ベッドルーム、リビングに分かれていて、格子で仕切ることができます。この仕切りを閉じれば、客室が大きなケージとなるわけです。

リゾナーレ八ヶ岳には、愛犬を同伴できるレストランやプランもあり、今回、ケリーだけが客室でお留守番する機会はなかったのですが、このシチュエーションを生かすべく、あえてケリーを置いてギフトショップに買い物に行ってみたりもしました(笑)。おとなしくちょこんと待っていましたよ!

また、リビングに隣接するプライベートテラスは、専用ドッグランとしても利用できます。私が訪れた2月は、テラスには、少し前に降ったという雪が残っていました。都会っ子(?)のケリーが、これほどまとまった雪を見るのは初めて。少し戸惑いながらも素足でざくざくと雪を踏みしめていました。

さて、旅には欠かせない美味しい食事ですが、商業施設が建ち並ぶ「ピーマン通り」にもいくつかのレストランがありますが、それとは別にリゾート直営のレストランは2つ、あ、カフェも入れると3つあります。

夕食はメインダイニングの「OTTO SETTE」でいただきました。イタリアの建築家マリオ・ベリーニが手がけた、高い吹き抜けの建物では、八ヶ岳の食材をたっぷり使った、イタリア料理のコースを提供しています。こちら、プライベートルーム(要予約、追加料金なし)なら愛犬も同伴が可能です。

わんこ用のごはんも用意されていましたよ! 愛犬用の食事は、チキン・フィースト、ラム・フィースト、ビーフ・フィースト、ラム&キングサーモン・フィースト、白身魚&ビーフ・フィーストのなかから選ぶことができます。これがなかなかのボリュームなのですが、リクエストすれば、量は調節してもらえます。

普段ケリーに与えるものは、まず私が一口いただくことにしていたのですが、雪のなかで遊んでお腹が空いていたのでしょう。今回ばかりは私が手を出す隙がありませんでした……。

人間用の食事も美味しいですよ~。料理は一皿ごとに驚きが隠されていて、そして、どれもこれもハイレベル。スペシャリテは、旬の地野菜などを30種類ほど使って構成する冷前菜「野菜畑」。それぞれの野菜に合わせた調理法を用いて、さまざまな食感が楽しめます。雑穀やチーズ、プロシュートなども使っていて、味わいも多彩です。山梨県と長野県のワインで構成するペアリングも用意されています。季節ごとに訪れたいレストランのひとつです。

朝食は、ビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」(ワイワイグリル)にて。こちらも事前に伝えておけば、「ワンちゃん専用席」に案内してもらえます。わんこメニューのオーダーも可能。愛犬連れの場合は、レストランのエントランスではなく、その横の大きな窓から入店するかたち。ほかのお客さんに気を遣わずに済みます。

朝から八ヶ岳の野菜をたっぷりいただきました。愛犬用の食事もオーダー可能ですが、前日、たくさん食べているので、この日は、ホテルメイドの“ご馳走”はオーダーせず、自宅から持参したドッグフードを少しだけ食べさせました。

なお、ワインショップ「八ヶ岳ワインハウス」を併設している「ブックス&カフェ」も、ペットカートでの入店が可能です。

遊び、食べる場所にこと欠かない、リゾートホテル。なかでも、愛犬家にとって、「レジデンステラス付愛犬ルーム」もとーっても快適です。ケリーも気に入ったようで、がしがし歩いて、ごはんを食べたあとは幸せの二度寝タイムに突入。私ももう一回、寝ちゃおうかな~、朝ワインも楽しんじゃおうと、思いのままに過ごしていたら、気づけば、あっという間にチェックアウトの時間に。また、季節を変えて訪れたいです!

星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳

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