少子化対策で「つなぎ国債」 政府、財源穴埋めへ調整

 政府が「次元の異なる少子化対策」に充てる当面の財源を確保するため、2024年度にも国債の一種である「つなぎ国債」を発行する調整に入ったことが24日分かった。当初不足する財源を借金で穴埋めし、将来の社会保険料の上乗せなどで入ってくるお金で借金を返す方針だ。

 つなぎ国債は赤字国債の一種だが、返済に充てる財源をあらかじめ決めて発行するという特徴がある。財政規律を維持する狙いで、将来の増税で入ってくるお金を財源に充てるケースが多い。

 今回のつなぎ国債の名称は「こども特例公債」とする方向で、発行期間は2年程度を想定している。

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