豪印、資源分野で連携強化 首脳会談で合意、中国依存脱却へ

会談後の記者発表で握手を交わすインドのモディ首相(左)とオーストラリアのアルバニージー首相=24日、シドニー(ゲッティ=共同)

 【シドニー共同】インドのモディ首相が24日、訪問先のオーストラリア・シドニーでアルバニージー首相と会談し、エネルギーや資源の分野で連携を強化することで合意した。両国は日米豪印の協力枠組み「クアッド」を形成しており、協力して中国に過度に依存しない経済基盤を構築する狙いがある。

 双方は、再生可能エネルギーによる電力でつくられた「グリーン水素」製造の技術で協力する組織を共同でつくることで一致。オーストラリアに豊富なレアアース(希土類)を含む重要鉱物の調達でも連携する。

 会談では、2国間の自由貿易協定(FTA)交渉を年内に妥結させる方針も再確認した。

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