新型コロナワクチン高齢者対象の集団接種 姫路、尼崎市の2会場に設置 県が27日から予約受付

新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 兵庫県は24日、65歳以上の高齢者らを対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場を、姫路、尼崎両市に設けると発表した。期間は6月の毎週金-日曜。5月27日から予約を受け付ける。基礎疾患のある人(12歳以上)や医療・介護従事者も申し込める。

 コロナワクチンは今後、かかりつけ医での個別接種が基本となるが、県として当面は接種機会の確保が必要と判断。姫路会場はアルカドラッグ東姫路店(姫路市日出町3)、尼崎会場は尼崎市総合文化センター(同市昭和通2)で、いずれも地元市と共同で設ける。

 多い人は今回が6回目の接種。予約枠は各会場1日390人で、金曜と日曜は米ファイザー製、土曜は米モデルナ製のいずれもオミクロン株対応ワクチンを使う。これとは別に、両会場とも1日10人程度まで米ノババックス製の枠もあり、うち5人程度はこれまで一度も接種したことのない12歳以上を対象とする。

 コロナワクチンは、2023年度中は全ての年代が無料で接種可能。県によると、65歳未満で基礎疾患がない人らは9月以降に接種が始まる見込みという。

 県会場の希望者は、県の専用サイトかコールセンター(TEL0570.033.185、水-日曜午前9時~午後5時)で申し込む。(田中陽一)

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