キャセイCA3人が差別問題で解雇

キャセイパシフィック航空のCAが普通話(標準中国語)を使う乗客を差別した疑いがあり、あるネットユーザーが動画を公開して訴えたことから注目を浴び、問題のCAは解雇された。5月24日付香港各紙によると、ネットユーザーは21日にキャセイの四川省成都市から香港へのフライト(CX987便)に搭乗。機上ではCAらがブランケットをカーペットと言い間違えた乗客を陰で嘲笑し「毛布を英語で言えなかったら毛布はもらえない」と話していた。さらに広東語のアナウンスが分からない乗客を「人の話がわからない」と言っていた。動画公開によって大騒ぎとなったことからキャセイは24時間以内に3回にわたって声明を発表。23日には当該CAをすでに乗務停止とし、3日以内に調査結果を発表するとの声明を発表した。キャセイの林紹波CEOは同日夜、事件を「決して容認しない」と強調し、3人の当該CAはすでに解雇されたと発表した。

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