ホンダ、脱炭素へF1復帰 電動技術の開発、車の販売増も

記者会見するホンダの三部敏宏社長=24日、東京都港区

 ホンダは2026年から自動車レース最高峰のF1シリーズに復帰すると24日発表した。F1側が26年から脱炭素を意識した新規則を採用するため、電動化技術の開発やマーケティングに寄与すると判断した。電動化技術の高さをアピールし、市販車の販売増にもつなげたい考えだ。参戦は21年以来5年ぶりとなる。課題だった参戦費用は従来より抑制する。

 ホンダの四輪事業は、半導体不足による販売台数低迷からの回復が課題となっている。中国などでは電気自動車(EV)の普及が急速に進んでおり、電動化戦略を強調してブランドイメージの向上も図る。

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