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2023年5月23日に公開された動画のテーマは……どこよりも早い？衆院選注目選挙区特集！大阪3区
ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、大阪3区をめぐる維新と公明の対決について語っていただきました。
維新が公明との選挙協力を解消したら大阪3区はどうなる？
【このトピックのポイント】
・これまで維新は大阪都構想実現のために大阪と兵庫の6小選挙区を公明党に譲ってきた
・野党第一党を目指す維新は公明党との協力関係をリセット。次期衆院選はガチンコ勝負か
・大阪3区の顔ぶれに維新の候補が入ってきたら？松田氏「たぶん維新が勝つ」
衆院選大阪3区 2021年の結果振り返り
大阪市の南西部に位置する大阪3区。2021年の衆院選では公明党の佐藤茂樹氏が最多得票で当選しています。大阪府の小選挙区で公明党は大阪3区を含め4つの議席がありますが、いずれも同じ選挙区で維新の候補者を立てていません。
これは公明党から大阪都構想への協力を得るために、維新が独自候補の擁立を見送ってきたことによるもの。ただ、松田氏によるとこの点について維新支持者から議員への突き上げは強烈とのことです。
松田氏「『なんで選挙区に候補立てへんのや！』ってめちゃめちゃ怒られるという話をよく聞くんですよ」
しかし、大阪都構想は2度の住民投票を実施するもいずれも否決。出口調査を見ると公明党支持者の半数近くが反対しており、協力関係の成果はそれほどあがっていません。松田氏は「維新の人からすると公明党に良い感情は持っていない」と推測しました。
維新の馬場代表や藤田幹事長は、次期衆院選について公明党との協力関係をリセットし、全選挙区に候補を擁立する方針を明らかにしています。
これが政治的な駆け引きである可能性もゼロではありませんが、松田氏は「たぶんガチンコじゃないかな。今回はもう支持者を抑えられないと思います」とコメントしました。
次期衆院選で維新は公明との対決を辞さない構え
維新は次の衆院選で野党第一党奪取を目標に掲げています。その実現のためには小選挙区と比例代表の両方で1つでも多くの議席を取らなければなりません。
「そうなってきた時に、立てれば勝てる可能性が高い大阪に候補を立てないなんてあり得ない」と松田氏。
関東圏にも維新の議席はありますが、小選挙区で議席を取るなら関西圏での候補者擁立は必須です。
兵庫には公明党の議席が2つありますが、維新が本気で野党第一党を目指すのであればこの2選挙区にも候補を擁立してくることは十分考えられます。次の衆院選で公明党はかなり厳しい戦いを強いられることになりそうです。
MC千葉佳織が「2021年の衆院選大阪3区の顔ぶれに維新がはいってきたら？」と質問すると「たぶん維新の候補が勝つ」と即答。
実は、松田氏によると大阪では維新だけでなく自民党支持者も党の公認候補がいないことに不満を感じているとのこと。
その裏付けとなるのが公明党候補が当選している小選挙区での無効票の多さです。
全国平均よりもかなり高い傾向があり、大阪3区では10%を越えることもあるとのこと。一方で比例代表では無効票は少なく、10人に1人はわざわざ小選挙区で無効となる票を投じていることになります。
松田氏「選挙区で入れる人がいなくて、比例は党の名前を書いている。そうなると白紙で投票するような人は維新の候補がでたらたぶん維新にいれますよね」
統一地方選挙では大阪府市ともに多くの議席を獲得した大阪維新。その勢いや傾向は衆院選でも発揮されるでしょう。他党としては都構想の住民投票の時のように維新以外で連合することは難しく、公明党としては自民党と協力するしか選択肢はありません。
松田氏は「そこが機能してもちょっと厳しいんじゃないかな」とコメントしました。
また、松田氏は公明党がこれまで利用してこなかった重複立候補に言及。「仮に維新が候補を立ててくるのであれば、重複も含めて制度を最大限活用された方がいいと思いますけどね」とコメントしました。
松田氏「大阪は維新の一強時代になってますから、他党も大変だと思います」
動画本編はこちら！
次期衆院選は維新対公明のガチンコ勝負？その背景とは？
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