在留資格得るために偽装結婚疑い、元技能実習生の中国人女ら3人を逮捕 京都府警

京都府警本部

 在留資格を得るために偽装結婚をしたとして、京都府警生活保安課と中京署などは24日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、京都市北区の団体職員の男(45)ら男女3人を逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも中国籍で中京区のマッサージ店員の女(35)=風営法違反などで起訴=と下京区の同店経営の女(33)=同=。

 3人の逮捕容疑は共謀し、技能実習生として昨年3月から1年間の在留資格があった店員の女に日本人の配偶者として新たな在留資格を取得させるため、同10月14日、男を夫とする虚偽の婚姻届を下京区役所に提出し、同19日に戸籍に記録させた疑い。

 府警によると、仲介役の経営者の女が昨年8月、男に報酬計300万円を支払う約束をLINE(ライン)で交わした。今年3月までに店員の女から男の口座に手付金などの名目で計60万円が振り込まれていたという。

© 株式会社京都新聞社