米軍F35B、訓練中にトラブル 最も重大な事故、岩国基地

米海兵隊のF35B戦闘機=2022年12月14日、沖縄県の米空軍嘉手納基地

 米軍岩国基地(山口県岩国市)に配備されているステルス戦闘機F35B1機が飛行訓練中、機体の部品が緩んで外れ、空気の取り入れ口に吸い込まれるトラブルを起こしていたことが24日、岩国市などへの取材で分かった。米海軍安全センターは最も重大な「クラスA」の事故に分類した。

 県と岩国市など基地周辺の4市町でつくる連絡協議会は「基地周辺住民に不安を与え、誠に遺憾」として、安全管理の徹底や再発防止に万全を期すよう国と米軍に要請した。

 市などによると、16日午後2時半ごろ、飛行訓練をしていたF35Bの「ラダーハッチ」と呼ばれる部品が緩んで外れた。機体は岩国基地に戻り、乗組員は無事だった。

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