欧州のサッカーシーズンもついにクライマックスを迎え、話題はむしろ夏の移籍マーケットに移りつつある。
今回は「夏に契約満了を迎える各リーグの最高フリーエージェント選手」をご紹介する。
プレミアリーグ:エンゴロ・カンテ
やはりプレミアリーグで最も注目されるのはエンゴロ・カンテだろう。チェルシーでは今季怪我に苦しんでいるものの、そのプレーヤーとしての実力に加え、人格的にも非常に評価が高い。
今季とてつもない大補強をしたチェルシーは30人以上の選手を抱えており、まず人材を整理しなければならない状況であるため、どこのクラブが手を伸ばすか注目だ。
なお、他にもプレミアリーグでは大物が多く契約満了を迎える。ユーリ・ティーレマンス、ウィルフリード・ザハ、イルカイ・ギュンドアン、ロベルト・フィルミーノ、ダビド・デ・ヘア、アダマ・トラオレなど多くの選手がこの夏にフリーエージェントになるため、チームを移る可能性があると予想されている。
主なフリーエージェント
- イルカイ・ギュンドアン(リヴァプール)
- エンゴロ・カンテ(リヴァプール)
- ナビ・ケイタ(リヴァプール)
- ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
- アレックス・オックスレイド=チェンバレン(リヴァプール)
- リース・ネルソン(アーセナル)
- ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)
- アクセル・トゥアンゼベ(マンチェスター・ユナイテッド)
- ネルソン・セメド(ウォルヴァーハンプトン)
- ジエゴ・コスタ(ウォルヴァーハンプトン)
- アダマ・トラオレ(ウォルヴァーハンプトン)
- ユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ)
- チャーラル・ソユンジュ(レスター・シティ)
- ルーカス・モウラ(トッテナム・ホットスパー)
- ウィリアン(フラム)
- マヌエル・ランシーニ(ウェストハム)
- ウラジミール・コウファル(ウェストハム)
- ジェリー・ミナ(エヴァートン)
- ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)
ラ・リーガ:カリム・ベンゼマ
リーガもかなり多くのビッグプレーヤーが契約満了のタイミングだ。特にレアル・マドリーがこのタイミングで変革を求められる状況にある。果たしてどれくらいの選手が残るのか…。
ちなみにレアル・マドリーではカリム・ベンゼマのほか、マルコ・アセンシオ、トーニ・クロース、ルカ・モドリッチ、ナチョ・フェルナンデス、ダニ・セバージョス、マリアーノ・ディアスが契約満了のタイミングだ。
一方のバルセロナはセルヒオ・ブスケツがすでに退団を宣言しており、ブレイスウェイトとアルナウ・テナスが今年限り。あとはまだ財政的問題でリザーブ扱いとなっているガビがトップチーム登録できるかどうかである。
主なフリーエージェント
- カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)
- マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー)
- トーニ・クロース(レアル・マドリー)
- ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
- ダニ・セバージョス(レアル・マドリー)
- マリアーノ・ディアス(レアル・マドリー)
- ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー)
- セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)
- イニゴ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ)
- ダビド・シルバ(レアル・ソシエダ)
- マット・ドハーティ(アトレティコ・マドリー)
- ネマニャ・グデリ(セビージャ)
セリエA:アドリアン・ラビオ
今季のセリエAではすでにインテルのミラン・シュクリニアルがパリ・サンジェルマンへとフリーで移籍することを決断しているほか、数名の大物選手の退団が予想されている。
ユヴェントスではアドリアン・ラビオとアンヘル・ディ・マリア、フアン・クアドラード。ミランではズラタン・イブラヒモヴィッチ。インテルではステファン・デ・フライやエディン・ジェコ、ダニーロ・ダンブロージオが契約満了を迎える。
またローマもクリス・スモーリング、ネマニャ・マティッチ、ステファン・エル・シャーラウィ、アンドレア・ベロッティらの退団が予想されている。
主なフリーエージェント
- アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)
- アンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス)
- フアン・クアドラード(ユヴェントス)
- ミラン・シュクリニアル(インテル※PSG移籍が決定)
- ステファン・デ・フライ(インテル)
- ロベルト・ガリアルディーニ(インテル)
- サミル・ハンダノヴィッチ(インテル)
- エディン・ジェコ(インテル)
- ダニーロ・ダンブロージオ(インテル)
- ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン)
- アンドレア・ベロッティ(ローマ)
- クリス・スモーリング(ローマ)
- ネマニャ・マティッチ(ローマ)
- ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)
- ルイス・ムリエル(アタランタ)
- ロベルト・ペレイラ(ウディネーゼ)
- ペドロ(ラツィオ)
ブンデスリーガ:鎌田大地
ドイツ・ブンデスリーガで今最も注目されているフリーエージェント選手は鎌田大地。アイントラハト・フランクフルトとの契約が満了を迎え、すでに退団は発表された。多くのビッグクラブが接近していると言われる。
またボルシアMGに所属してきたリリアン・テュラムの息子マルクス・テュラムも今夏退団が予想されており、昨年のW杯でフランス代表でも活躍したウインガーの去就が注目されている。
他にはアイントラハト・フランクフルトのエヴァン・エンディカ、ドルトムントのラファエル・ゲレイロやマッツ・フメルスなどが重要なフリーエージェントになるだろう。
主なフリーエージェント
- ダレイ・ブリント(バイエルン)
- ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)
- マフムード・ダフード(ドルトムント※ブライトン移籍が決定)
- マッツ・フメルス(ドルトムント)
- レミ・ベンセベーニ(ボルシアMG)
- マルクス・テュラム(ボルシアMG)
- エヴァン・エンディカ(アイントラハト・フランクフルト)
- 鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)
- コンラッド・ライマー(RBライプツィヒ※バイエルン移籍が決定)
リーグアン:リオネル・メッシ
やはりフランスリーグで最も注目のフリーエージェントと言えばリオネル・メッシである。パリ・サンジェルマンに加入してから過剰とも言える批判を受けてきたこともあり、今夏でチームを離れる可能性が高まっているという。
古巣のバルセロナ、あるいは巨額の給与を用意しているサウジアラビアリーグ、さらにアメリカ・メジャーリーグサッカーに移籍する可能性があると伝えられている。
選手の供給源としても知られるフランスからはすでにフッサーム・アウアールがローマに移籍することが決定している。
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主なフリーエージェント
- リオネル・メッシ(PSG)
- セルヒオ・ラモス(PSG)
- フッサーム・アウアール(リヨン※ローマに決定)
- ムサ・デンベレ(リヨン)
- ジェローム・ボアテング(リヨン)
- アレクシス・サンチェス(マルセイユ)
- セアド・コラシナツ(マルセイユ)
- ロス・バークリー(ニース)
- アーロン・ラムジー(ニース)
- ジョナタン・バンバ(リール)
- ケヴィン・ガメイロ(ストラスブール)