歯ぎしりと「食物繊維」に関係? 岡山大、摂取量を調査

食物繊維の摂取量と睡眠中の歯ぎしりの関連について発表があった、岡山大の記者会見=24日、岡山市

 食物繊維の摂取量が睡眠中の歯ぎしりと関連している可能性があるとの調査結果を、岡山大などのチームが25日までに国際医学誌に発表した。チームは「食物繊維の摂取量を増やすことで歯ぎしりを改善できる可能性がある」としている。

 チームによると、歯ぎしりは歯が欠けたり歯周病が進行したりと悪影響を及ぼすことがある。睡眠の質が低いほど起こりやすいとされ、カフェイン摂取や飲酒が原因になることが知られているが、歯ぎしりそのものを減らす方法は見つかっていない。

 食物繊維の摂取量が多いほど睡眠の質が高まることが既に報告されているという。

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