夕張メロン、2玉350万円 初競り、過去2番目の落札額

初競りで2玉350万円で落札された「夕張メロン」=25日午前、札幌市

 最高級フルーツの価格も復調傾向―。北海道夕張市の特産品「夕張メロン」の初競りが25日、札幌市の中央卸売市場であり、夕張市で青果物の梱包や品質管理を行う「ホクユーパック」が最高値の2玉350万円で落札した。過去最高だった2019年の500万円には及ばなかったが、昨年を50万円上回り、過去2番目に高い落札額となった。

 夕張メロンはオレンジ色の果肉と芳醇な甘みが特徴。夕張市農協によると、初競りには9戸が出荷した262玉がかけられた。6月下旬から7月が収穫のピークで、今年は3258トンの出荷を計画。販売総額約19億3千万円を目標としている。

初競り会場に並べられた「夕張メロン」=25日午前、札幌市

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