世界へ羽ばたく舞台人に 7人が夢への第一歩 長崎・ハウステンボス歌劇学院で入学式

歌劇団のテーマソング「夢の扉」を斉唱する新入生(前列)=佐世保市、ホテルヨーロッパ

 ハウステンボス歌劇学院(坂口克彦学院長)の第10期生入学式が24日、長崎県佐世保市のハウステンボス内ホテルヨーロッパであり、全国から集まった18~23歳の7人が夢への第一歩を踏み出した。
 新入生は1年間、洋舞や日舞、一般教養などを学び、2年目はハウステンボス歌劇団の研修生として舞台実習を積んでいく。歌劇団は2013年に発足。今年3月から新たな常設劇場「ハウステンボス歌劇大劇場」で公演している。
 坂口学院長は「観光業界はコロナで傷ついた。お客さまの心を元気にする仕事。ハウステンボスが大きくなることで、業界をもり立てたい」とあいさつ。チームシャイントップスターの青蘭そらさんは「歌劇団10周年の節目の入学。ともに大劇場の舞台に立ち、たくさんのお客さまを幸せにしたい」と歓迎の言葉を述べた。
 新入生を代表して笠原愛心(あみ)さんが「素晴らしい舞台人は素晴らしい人間であれ、の理念に基づき同期と切磋琢磨(せっさたくま)する。日本、世界へと羽ばたく舞台人になるよう精進する」と宣誓した。
 同学院はコロナ禍で入学希望者が少なかったことや、新たな劇場での舞台強化などを目的に、9月入学の学院生を募集している。

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