半世紀もつづく伝統の集団演武「荒城の月 幻想」を披露 真岡女子高校

 3年生約200人が扇を持って舞う、真岡女子高校の伝統行事「荒城の月 幻想」の集団演武が24日に行われ、力づよく、優雅な舞が披露されました。

 「荒城の月 幻想」は、1968年に高校の校庭の拡張工事が行われたのをきっかけに、その祝いと喜びを演武で表現しようと始まったものです。以来、半世紀以上に渡って受け継がれ、今年で56回目になります。

 3年生は去年(2022年)12月から、体育のダンスの授業などで練習を積み重ねてきました。去年までは新型コロの感染対策で、内容を一部変更していましたが、ことしは従来の演技に戻しました。

 3年生192人が袴姿をイメージした、襟付きの体操着姿で5色の扇を手に、滝廉太郎作曲の「荒城の月」をアレンジした曲に合わせて、約7分間の演武を披露しました。

 扇を使って「花」や「波」を表現する、見せ場の場面では息の合った動きに、詰めかけた保護者や1、2年生から大きな拍手が送られていました。

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