恐竜のミイラ化石を設置 福井、再オープン準備着々

恐竜ブラキロフォサウルスのミイラ化石を展示室に設置する作業員=25日午前、福井県勝山市

 福井県立恐竜博物館(勝山市)は25日、日本初公開となる後期白亜紀の恐竜ブラキロフォサウルスのミイラ化石を常設展示室に設置する作業を公開した。同館は7月14日にリニューアルオープン予定で、1階の「恐竜の世界」ゾーンで展示される。

 ミイラ化石は皮膚の痕跡が残っているのが特徴。2000年に米国で発掘され、保存状態が特によかったことから04年にギネス世界記録に登録された。化石は頭から約3メートルの大きさだが、個体の全長は約7メートルとみられる。

 同館は、この化石を米モンタナ州にあるグレートプレーンズ恐竜博物館から、33年3月まで借り受けている。

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