長崎県開催の国文祭と芸文祭 愛称は「ながさきピース文化祭2025」に 2年後の9月開幕

愛称、キャッチフレーズの募集で最優秀賞に選ばれた塚原さん(前列左)と浦さん(同右)=長崎市宝町、ザ・グローバルビュー長崎

 2025年に長崎県で開催される第40回国民文化祭(国文祭)と第25回全国障害者芸術・文化祭(芸文祭)の県実行委員会(会長・大石賢吾知事)は24日、第2回総会を長崎市のホテルで開催。両文化祭の会期を25年9月14日から11月30日までの78日間とし、統一名称(愛称)を「ながさきピース文化祭2025」、キャッチフレーズを「文化をみんなに」に決定したと発表した。
 愛称などは昨年12月から今年1月にかけて募集し、愛称に1541点、キャッチフレーズに1460点の応募があった。愛称は佐世保市立清水小6年の塚原優里菜さん(11)、キャッチフレーズは県立佐世保北中3年の浦優香さん(15)の作品が最優秀賞に選ばれ、採用された。
 塚原さんは「被爆80年を迎える年に長崎から平和を日本中に発信しよう」、浦さんは「文化は人をつなぐ力を持っている。多くの人に文化の楽しさなどを知ってほしい」との思いを込めたという。

国文祭と芸文祭の会期と愛称、キャッチフレーズを発表した県実行委第2回総会

 総会後に愛称などの応募者への表彰式があり、大石知事は「国内最大級の文化の祭典であり、本県の魅力をアピールする絶好のチャンス。受賞作は親しみやすく、長崎らしさが感じられ素晴らしい」とあいさつ。受賞者に賞状を手渡した。
 総会には県、市町、文化芸術や障害者団体、観光、交通機関などの関係者約80人が出席。両文化祭の開会式は佐世保市のアルカスSASEBO、閉会式は長崎市の長崎ブリックホールで開くことも決めた。

© 株式会社長崎新聞社