「教職員が率先してマスク外し指導を」千葉県教育委員会 通知

「教職員が率先してマスク外し指導を」千葉県教育委員会 通知

 児童や生徒が学校でマスクを外す選択ができるようにと、千葉県教育委員会は、教職員が率先してマスクを外し、指導をすることなどを盛り込んだ通知を、県立学校と市町村教育委員会に出しました。

 県教委では5月2日に、教職員に対しては、「原則としてマスク着用は不要」と通知を出していましたが、県教委の相談窓口には、児童や生徒、保護者などから、「学校でマスクを外しづらい」という声が多く届いていました。

 こうしたことを受け、県教委が19日付けで出した通知では、児童や生徒も含めて、「原則マスク着用は不要」としたほか、教職員が率先してマスクを外し指導することや、児童生徒に対し着用が不要な場面を伝えることの必要性が挙げられています。

 その一方で、基本的には個人の判断を尊重することや、重症化リスクの高い人への配慮についても盛り込まれています。

 熊谷知事は、25日の定例会見で、「基本的に国の方針に変更を加えているとは受け止めていない」としたうえで、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「しっかりと現場に浸透し、そして子どもたちも含めて、同調圧力や惰性の中で続けられるということはないように、我々はしっかりと環境作りをしていく責任がある」

© 千葉テレビ放送株式会社