落合11勝、先場所上回る 大相撲、十両2場所目で優勝争い

玉正鳳(手前)と激しく立ち合う落合。寄り切りで破る=両国国技館

 大相撲夏場所で十両2場所目の落合が24日、先場所を上回る11勝目を挙げ、豪ノ山とともに優勝争いのトップを守った。先場所敗れた玉正鳳を左四つから一方的に寄り切る好内容。19歳のホープは「集中していけた。動きのある相手を止められたので良かった」と誇らしげで、館内の大歓声に応えた。

 報道陣の取材に応じるのは3日ぶり。前日の初黒星も「たまたま連勝が続いていただけ」と引きずらなかった。残り3日間の結果次第で新入幕も見えてくる。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も十両2場所通過で「意識したくなくてもしてしまうが、やるべきことをやるのが一番」と足元を見つめた。

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