森保一監督、6月の日本代表活動のポイントを語る「素早くゴールに向かってプレーする」

写真:©︎CWS Brains, LTD.

日本代表の森保一監督は25日、6月のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表メンバー26名を発表した。

カタール・ワールドカップ(W杯)後、2度目の活動となる日本代表。今回は3名が初招集となり、これまでなかなか招集されなかった選手たちも呼ばれることとなった。

森保監督は今回の2試合に向けて、新体制での初勝利を誓った。

「今回のキリンチャレンジカップでは、カタール・ワールドカップの後、2度目の活動となります。まずはホームで戦うこと。相手はどこであれ勝利を目指して戦うということ。3月の活動で残念ながらサポーターの皆さんに勝利を届けることができませんでしたので、今回の活動ではしっかり勝って、喜んでいただけるように、勝利目指してチーム一丸となって戦えるようにしたいと思います」

「エルサルバドルとペルーという素晴らしい相手との戦いの中で、チームの立ち上げからさらに選手層と、戦術面での幅を広げていけるように試すという部分をチャレンジポイントを持って、活動に臨みたいと思いますし、選手たちには思い切ってプレーしてもらえるように、コミュニケーションを取りながら試合に臨んでいきたいと思います」

3月は新たな戦力も加え、よりポゼッション志向を強めたものの、逆にポゼッションを意識しすぎる形となってしまった日本代表。6月に向けてトライしたいことについても森保監督は言及した。

「継続してポゼッションのところはもちろんトライしていかなければいけないですし、完璧にできたわけではないので、よりチームとしてオープンプレー、セットプレーを含めて、良い形で攻撃に繋げられるということをトライしたいと思います」

「その中で、相手のゴールに迫るというところ。ボールを奪った後のカウンター攻撃、ボールを保持しながら相手の背後を取ったり、起点を作ったりという部分から、シュートチャンスに繋げていく部分はさらに出していけるように、この6月の活動では準備していきたいと思います」

「素早くゴールに向かってプレーするということは、優先順位の1番だと思います。ポゼッション率、ゲームをコトントロールして相手を崩していくということができるようにしなければいけないということは、過去の課題からやっていかなければいけないということで3月はトライしましたが、まずゴールに向かうことを忘れてはいけない。しっかり使い分けていけるように、相手のゴールに向かうこと、勝つためにゴールを奪ってしっかり守るというベースの部分をこの6月ではチームとして共有できればと思っています」

「3月の戦いの中で、ベースということを話しましたが、攻撃に移るにしても、良い形で攻撃をするにしても、良い形で守備をするにしても、球際、ボールの奪い合いから始まるという部分。データ的に見ても、ウルグアイ戦、コロンビア戦と過去のW杯や親善試合と比べて見ても、デュエルの部分で相手と比べても差があったところがあると思います。選手の持っている技術やチームの戦術を生かすためにも、ボールの奪い合いで勝率を上げて、主導権を握って、攻撃、守備と試合をコントロールできるように、立ち返りたいと思います」

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